看板に偽り

 

 

どんなに狭くても

家風呂最高

 

どんなに部屋が散らかっていても

家の布団最高

 

家で使い慣れた物はすごく落ち着く

 

 

 

「10㎝から切売り販売しています。。」

切売りを始めた時から謳ってきた。

 

 

そうなった経緯

 

「ちりめん細工そんなに生地を使わないよねぇ」

「たくさん買っても余るだけだしね。」

「余るって勿体ないなぁ」

「だったら10㎝カットで始めよう!!」

「そうそう10㎝のお客さんなんていないと思うし。

 

 

『橋本修治商店』家族会議での一幕である

 

常にお客さんの事を考えているかが窺える

 

誤算だったのは

かなりの神経を使う点

お客さんの視線があつまるなか正確にカットしなくてはならない

10cm以上のカットは別として

仮に10㎝未満だった場合、後から当然クレームが来る

こちらも【10㎝のお客さん】ってかなり後から云われても認識できるが

未満って認識は無い

クレームが来ようがキッチリ10㎝って思っている。

 

それと、不思議なもので

一旦10㎝を切りだすと

その日が終了するまで10㎝ばかり切っているような気がする(ちょっとしたオカルト)

 

 

 

これが、自宅で10㎝の注文を受けた時は違う

忙しい時の息抜きであったり

腹を立てている時の怒りの矛先

興奮している時の中和剤

 

10㎝カットとは

ちょっとした精神安定剤的な役割を担っていて

だから自宅で出来る

 

心安らいでいる状態で出来る事が出張先では難しい

 

 

 

 

それならいっそ10㎝カットの場合だけ値上げしてもいいように思う

「10㎝カットから切売り販売。ただし10㎝カットの場合 手間賃頂きます」

 

てのはどうだろうか。

 

例えば

白生地10㎝170円 →200円(税抜)

色無地10㎝220円 →260円(税抜)

ぼかし10㎝260円 →300円(税抜)

300円 →350円(税抜)

 

これが妥当かな

10㎝カットの場合、カットする方も神経をすり減らし

10㎝も100㎝も同じ様に手間が掛かるから

手間賃としてとらえて頂ければそれで良い

でも、これをすると、30㎝オーダーも 全て20㎝に変わる可能性がある

 

 

それか

ほんの少しだけ謳い文句を変えてみる

「`約’10㎝から切売り販売」

これなら、未満でも

「約ですから約10㎝ですよぉ」

「四捨五入したら10㎝ですよね~」と

(ここまで悪びれずに云えたらスゴイ!)

 

今までやってきた10㎝に【約】と云う曖昧な言葉を使う事で

少し心は痛むが丸く収まる

 

が、確実にお客さんの不評を買う

 

 

前者の方については

家族会議の議題にあがっていたが

 

実現に至っていない

今後これからも議論するだろうが

 

多分実現しないだろう

 

 

 

 

 

 

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