橋本修治商店BLOG

 

 

一つの行き違いで、僕は戦争地域に赴き

一つの判断ミスで、日本経済が崩壊するように

 

一つの小さなミスが、後々傷口を広げてしまう

 

今回の【羽二重見本帳】騒動

ほんとに、残念で皆様に申し訳ない思いでいっぱいです。

 

騒動の発端は

【有彩色】３２色のうち１色が色違い（在庫無しからの後染め）

と、１色が完全に在庫無しを、見本帳の制作過程で気がついた事

 

「２色だけなら」って思いがちであるが

最初の段階で２色もある事に不安を感じたから

 

｢たかだか２色でしょ、かたいこと云わずに・・・」

って云われる方もいるかもしれない

 

 

でも、

最初のうちはいいが

後々、染直しを繰り返しているうちに

全ての色がオリジナルを失う恐れがある（97%確信　3％信じる気持）

 

 

だから、開始前だからこそ全てを放棄することを決断した。

 

 

 

色布見本は、自分の目で実物の色を見てしまう

送られてくる商品色が違えば、

「???・・・えぇ～思っていた色と違うぅ～」ってなってしまう

当然である。オリジナルでないから

色を送る方側も、オリジナルを知っている分、心が痛む

 

 

心が痛む痛まないって事なら

多少とも曖昧な色表現が適当

 

・・・曖昧？

 

・・・曖昧な色表現!?

 

・・・!!

 

近いうちに【羽二重】の全色を通販に掲載します。

 

 

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羽二重見本帳　パート2

 

試作だが見本帳の形は出来た・・・

 

 

出来たが、生地通販の足がかりになるとは思えない!!

 

それは、

さっそく重大な問題を抱えてしまったから

 

 

特集

-なぜ、一越色無地がここまで色が増えたのか-

 

一越色無地の色数は、１００色を超える。

始めた当初は３４色であった

 

売れれば染める

無くなれば染める

染を繰り返しているうちに

同じ色を染めたつもりが、多少とも色違いを起こす

オリジナルと違う色なので新色として【色番号】を付ける

 

そうして１００を超える色数になる

 

それが、一越の色数が増えた原因

 

 

【羽二重色無地】も同じ様な傾向にある

だが、一越ちりめんみたく色数を増やしたくない。

 

 

今回、【見本帳】を作っていて

何色か在庫切れを起こしている色も何色もある。

 

当然同じ色に染めなおしている訳だが

オリジナルの色と違ってきている。

 

 

このまま、【羽二重色見本帳】の通販をしてもよいのだろうか？

 

【羽二重色見本帳】初期オリジナルの色生地

【見本帳】の色と違う色が届いたらどうだろう

 

『絹あそび』に不信感が募るだけだ

真面目に商売をしているのに、少しの色違いで

『絹あそび』の信用は地に落ちるのではないか

 

そうなると、【見本帳】の意味を為さなくなるのではないか

【見本帳】と云う存在が邪魔になって来る。

 

 

作り始めはあれだけ一生懸命になって制作してきたが

なんだか冷めてしまった

正直どうでもよくなった

 

 

で、処分をすることに

『絹あそび』の名前を汚さない為にも

 

 

考えている処分方法は、

シロートさんには渡したくない!!こんな欠陥見本帳

つまみの教室に提供ってのが一番と考えています。

 

 

あれだけ盛り上がりましたが

 

【羽二重見本帳】　終幕にします。

 

こんご、同じ色で定着した時に再開を考えます。

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