親切な人たち・・・

 

 

女性A「(店主の)背中に毛虫がついているわよ。」

商品を綺麗に並べている時に

突然 背後から声を掛けられる

 

店主「えっ!!」

(屋内の出展でナンデ毛虫??)

女性B「ほんとよ」

・・・

 

冷静さを失う

 

女性A「(背中の)毛虫を払い落してあげましょうか?」

店主「お、お願します。」

女性B「危ないわよ!! 毒を持っているかもしれないわよ。」

 

・・・毒!?

(毒? 毛虫って毒持ってんの??)

 

畳掛ける様な話の展開

 

屋内に【毒】毛虫を払い落とす訳にもいかず

誤って商品の中に紛れても面倒だ

 

店主「すみません。外で払ってきます。」

 

女性C「そーした方がいいわよ」

 

思考が完全に停止し 急いで外に向かう店主

 

向かう途中に 常連さんと再会

 

常連さん「またお店を離れて どーしたの?」

 

「また」は余計だが・・・

店主「背中に(毒)毛虫が這っているみたいなので、外で払ってきます。」

 

・・・

・・・

 

常連さん「・・・?」

常連さん「・・・そんなモノいないわよ!」

店主「そんなこと無いと思うのですが・・・?」

 

常連さん「ほんとに何もいないわよ。」

 

・・・

・・・?

・・・いったい何が起きているの?

 

(床に落ちたのかな?)

(急いでいる途中に落ちたかな?)

 

店主(まぁ戻って 親切な女性A・B・Cに礼でも云おう)

 

戻る道すがら

床を【毒】毛虫が這いずり回っていないかを確かめながら

もといた場所に戻る

 

戻って女性たちの姿を探すが

 

 

姿が見当らない

 

・・・

 

・・・今、何が起きているの?

 

 

結局、床にも背中にも毛虫らしいモノは発見できず

 

 

もしかして、巷で云う「親切 親切 うそ」

 

でも、ウソにしても

なんのためのウソなのか??

 

真に迫ったものを感じたし・・・

 

 

女性C「そ う し た ほ う が い い わ よ!」

 

畳掛ける話の展開で、パニック状態の店主には

例え 三人めが棒読みでも

 

たぶん 演技の上手な女優さんに思える

 

 

結局 何が目的だったのか判らずに

 

その後 ずっと背中をまさぐっていた

いる筈も無いのに・・・

―疑心暗鬼―

 

 

 

 

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