まだ、忘れもしません
2008年の「長野キルト」
それ以前から「一越ちりめん」は織っていて
外販で持って行くのは白生地だけ
販売は、一反(13m)からの反売りが基本
長野の出展前、
別注で染めた一越ちりめんが返品され、
その商品を持って行ったのがはじまり。
当初、着物の生地だけを、手芸に向く色に染めて
同じように切売りをしていました。
僕も「返品された商品」 と云うのが頭にあり
当然、オープンしてすぐに完売。
そして、その後の「横浜」で、着物生地との二枚看板で本格的に始動
その時付けた値段が、今日まで続いています。
ときどき思います
あの時の商品が、返品されず、お客さんのもとに納まっていたら・・・
「今でも切売りをせずに、反物での販売を続けていたのだろうなぁ~。」
「業者相手に商売をしていたのだろうなぁ~。」
「今迄お会いしたお客様とも知り合えなかっただろうなぁ~。」
「お客さんに気に入ってもらっても「一反でしか売りません!!」て、言うだろうなぁ~。」
「お客さんに「じゃぁ~、要りません!!」て、言われるだろなぁ~。」って感じる。
人生の転機。商売の転機。
ある偶然の出来事で 良い方にも悪い方にも転がる。
まだ、良いも悪いも転がり始めたばかりでなんとも言えませんが、
でも、多くのお客さんに出会えている事には、感謝しています。
*今度、新しく染めた小紋。
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