先取り

 

 

 

 

 

 

新しく生地を織っても、ボカシのタイプを新しくしても

此方が思っているほど、お客さんの反応は鈍く

気が付いて頂くまでに半年くらいの時差がある

 

気長に待つ商売だとつくづく感じています。

 

 

 

『絹あそび』の認識として

【ちりめん細工作家】とは、

 

「新しい色、ボカシを見て、

制作される作品が次々と湯水の如く湧いてくる。」って思ってました。

でも、実際にはそうで無かった。

 

002

 

僕が面白いと思っていても、お客さんにはただの変わった染と云う認識で

新作の創作意欲に繋がるわけでもないみたいだ。

 

 

まぁ『絹あそび』が【ちりめん細工】を制作している訳ではないので

作り手の気持ちが判って染めている訳でもないし

「こんなので創ったら面白いだろうなぁ~」って

思いだけで染めているモノだから

 

多少の意思疎通もあるのかもしれない。

 

 

 

 

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つい先日の話ですが、

 

「来年の干支(鳥)を作りたいのだけれど、【白】では面白くないし

何かないですか?」って問い合わせが数件あった。

 

≪白鳥≫≪鶴≫≪サギ≫≪ニワトリ≫など【白色】

≪からす≫≪黒鳥≫の【黒色】

 

≪鳥≫と云えば【白色】【黒色】って認識は間違いではないが、

 

 

 

作り手の全員が【白色】や【黒色】ってのは、

一つ作る分には良いですが、

いくつも同じ物をってなると

型にハマっててホントに面白くないし、気色悪く感じる。

 

自由に色彩色を使うのも面白いと思う。(見飽きるかもしれないが)

 

 

 

で、お客さんに提案したのが

この三色

 

 

孔雀青

羽二重【孔雀色】

≪幸せの青い鳥≫

鮮やかな【青色】、淡い【青色】で作られても良いのかなぁ

 

 

 

カスミ【茶・ベージュ】

渋みのブラウン

アクセントに【黄色】など明るい色を入れて作品が暗くならないようにアレンジ。

 

 

004

≪火の鳥≫半年前に染めたボカシ。

イベントに持って行っても反応は鈍く、やっと日の目を見る。

 

 

≪動物もの≫≪植物もの≫に関してもそうですが

つねに使い易さと、一歩先のモノを染めるように心がけていますが、

 

いつも、いまいちの反応

 

 

まぁ~いつものように気長に待つことにします。

 

 

 

 

 

 

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